KOTOMO基金とは?発足した背景から主な支援内容までを徹底解説!

KOTOMO基金(ことも基金)は少額からサポートできる、岡山県に密着した基金です。個人だけでなく、企業もKOTOMO基金を通じて寄付・サポートができます。

新型コロナウイルスの影響により、大人だけでなく子どもの生活様式も大きく変わりました。
また、生活が困窮した世帯・虐待が増えた世帯などが少なくありません。KOTOMO基金で寄付することで、一人でも多くの子どもを支援できます。

この記事では、KOTOMO基金の概要から寄付方法までを解説します。

「KOTOMO基金」とは?

KOTOMO基金について、岡山NPOセンター 代表理事の石原達也さんにインタビューしました!動画はこちら↓

KOTOMO基金とは、岡山県で困難を抱えた子どもを支援するための基金制度です。

「子と共(とも)に」という意味を込めて、「KOTOMO基金」と名づけられました。

近年は新型コロナウイルスの影響により、運動会などの学校行事・部活動などが行われなくなったことから、居場所を失う子どもが増えています。
また、生活が困窮する家庭、親から虐待を受ける子どもが新型コロナウイルスの影響によって増加傾向です。

困難を抱える子どもを一人でも多く救うために、「岡山NPO法人センター」「山陽新聞社会事業団」「山陽新聞社」が中心となって、KOTOMO基金が立ち上げられました。

KOTOMO基金を立ち上げた3者の取り組み

KOTOMO基金は、「岡山NPO法人センター」「山陽新聞社会事業団」「山陽新聞社」の強みを活かして運営されています。それぞれの役割は、下記の通りです。

岡山NPO法人センター
 子どもの支援を行うNPOとの連携を行う
山陽新聞社会事業団
 寄付・運営アドバイスなどを行う
山陽新聞社
 新聞メディアで子どもの問題を取り上げ、KOTOMO基金を通して子どもを支援できることを伝える

上記の3者は、KOTOMO基金を多くの企業に賛同してもらい、「一人でも多くの子どもに、支援と大人たちの想いを届けたい」と考えています。
KOTOMO基金では、寄付だけでなくバナー広告などさまざまな協賛を求めています。

KOTOMO基金の仕組み

KOTOMO基金のしくみ

©KOTOMO基金

KOTOMO基金に賛同する前に、仕組みを理解したいという人も多くいるでしょう。下記では、KOTOMO基金の仕組みについて触れます。

(1)市民・企業から寄付金をいただく
(2)いただいた寄付金を活動実績に応じて岡山県内のNPO法人に配分する
(3)専門のNPOが訪問支援・緊急避難場所の提供をする

KOTOMO基金は、実際の活動実績に基づいて寄付金をNPO法人へ配分します。また、「KOTOMO基金の特設サイト」では、何に寄付金を使ったのかを明確にし、誰もが安心して寄付できる環境を整備中です。

KOTOMO基金の主な支援内容3つ

KOTOMO基金では、主に困難を抱える子どもを支援する取り組みを行なっています。実施されている支援内容は、主に下記の3つです。

・困難を抱える子どもたちへの訪問支援
・困難を抱える子どもや家庭が緊急避難できる場所の提供
・困難を抱える子どもたちの早期発見と支援への接続

ここからは、KOTOMO基金における3つの支援内容を詳しく解説します。

困難を抱える子どもたちへの訪問支援

KOTOMO基金では、不安や悩みを抱える子ども・家庭に対して、訪問支援を実施しています。

新型コロナウイルスによって、引きこもりになる子どもや、将来に希望を持つことだできない子どもが増えました。学校に行きたくても登校できない、行事が行われないなどにより、孤立する子どもも増加傾向です。

面会支援を通じて、子ども・家庭に必要な支援につなげる取り組みを実施しています。

困難を抱える子どもや家庭が緊急避難できる場所の提供

家庭によっては、新型コロナウイルスによる収入減などにより、生活が困窮する家庭があります。また、生活様式が変わったことにより虐待・DVなどが増加傾向です。

厚生労働省が実施した調査では、令和元年度の児童虐待相談対応件数(1〜11月分)に比べ、令和2年度の児童虐待相談対応件数(1〜11月分)は、約10,000件増えています。
(出典:厚生労働省「コロナ禍の子育て支援策について」)

さまざまな困難から避難するための場所を求める、子ども・家族に居場所を提供するなどしてます。

困難を抱える子どもたちの早期発見と支援への接続

声を上げることができず、困難を抱える子どもを発見できないことが少なくありません。子どもは、自分が抱えている困難をどこに相談していいかわからず、SOSを出せない場合が多くあります。

KOTOMO基金では、子どもを持つ家庭を訪問し、困難を抱える子どもを一人でも多く発見し、支援につなげる取り組みを実施しています。

KOTOMO基金の寄付金額はいくらから?

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KOTOMO基金では、個人・企業どちらからも寄付を募っています。個人の寄付では、単発の寄付と年間サポートを募っている状況です。単発であれば1,000円から寄付できるため、少ない負担でサポートできます。なお、年間サポートは毎年3,000円の寄付であり、本2冊分程度の金額で寄付が可能です。

少額から寄付を募っている理由は、賛同者に長くサポートしてもらうためです。単発で寄付金が集まるだけでは、継続的に支援を実施できません。子どもの生活環境を改善するためには、長期的に支援する必要があります。

KOTOMO基金では少額の寄付を持続して募り、孤立する子どもたちを一人残らず支援する活動に尽力しています。

企業の場合は、法人サポーターになることで寄付をはじめ協賛広告の出稿が可能です。KOTOMO基金は発足したばかりの基金であるため、広告出稿による認知度アップが不可欠になります。

広告出稿は企業ならではの支援方法であるため、KOTOMO基金にお力添えいただけると嬉しいです。

KOTOMO基金の寄付方法

KOTOMO基金では、誰もが手軽に寄付できることを大切にしています。そのため、さまざまな期間で寄付金を振り込むことが可能です。

【KOTOMO基金で可能な振り込み方法】
・銀行振込
・クレジットカード振込
・郵便振替

クレジットカード振り込みも可能なため、自宅にいながら手軽に寄付できます。ただし、郵便振り替えは「岡山NPO法人センター」に問い合わせが必要です。

【岡山NPOセンターの基本情報】
住所:岡山県岡山市北区表町1丁目4-64 上之町ビル3階
メールアドレス:npokayama@gmail.com
電話番号:086-224-0995(月〜金曜日:9:00〜18:00)

KOTOMO基金の問い合わせは、平日のみです。そのため、休日を挟む場合はメールでの問い合わせをおすすめします。

また、KOTOMO基金の概要について詳しく知りたい場合は、特設サイトを確認してください。

>>KOTOMO基金の特設サイトはこちら

まとめ

KOTOMO基金は、岡山県NPOセンター・山陽新聞社会事業団・山陽新聞社が立ち上げた、基金制度のことです。
集まった寄付金をもとに、訪問支援・虐待などによる緊急避難場所を提供します。

また、集まった寄付金の使用用途を明確に記す準備が進められており、安心してサポートできる環境をKOTOMO基金では準備しています。

個人による寄付は1,000円から募集しており、企業であればお金によるサポートだけでなく、広告出稿によるサポートも可能です。

子どもの孤立を防ぐためには、一人でも多くの大人によるサポートする想いが必要となります。子どもたちの明るい未来をサポートするために、KOTOMO基金に賛同してもらえると嬉しいです。

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